ロボット化する奇病 ろぼちぇんシンドロームについての覚書メモ
ロボちぇんシンドローム
正暦2000年ごろに発生
突如として人体が青白く発光すると女性型ロボットに変わってしまう。
特に電磁波の強い場所であるほど発症率が高く都心部などでは対策を求められている。
2040年ごろには、政府により支援策などが異常なほどに進んでおり。ロボちぇんを発症すること自体は珍しくなくなりつつある。
ロボちぇんの研究において、ロボット工学は発達したものの、罹患者を実験体とすることは2020年ごろにようやく国際的に禁じられる。
なお発症した際、変化直後は自我はなくメモリーと化した記憶などを元にしたプログラムで日常を模した動作を行う。
記憶自体は圧縮されており動作するうちに最適化されて解凍、その後は元の罹患者として再び活動できるようになる。
ただし体の動かし方や感じ方は、ボディに引きづられるため新たな癖などが出ることもある。
また、発症のさいの発光時に道具や生き物乗り物と交じり合ったり、並列化されてしまうこともある。
例:OL型なら通勤~業務~帰宅の繰り返し。学生型なら通学~帰宅の繰り返し。猫型なら元になった猫が持つ巡回ルートめぐり。など
数種類の傾向があり。
・RC-R型…一般的なロボタイプ レトロなデザインも含まれる
思考パターンは人間寄り
・RC-M型…マシーン型とも 近くの機械(レジキャッシャー、掃除機など)と合体して生まれるのか、体にある程度のパーツが組み込まれる
思考パターンは人間寄り
・RC-V型…ビークル型とも 近くの乗り物(車、バイク、工事車両など)と合体して生まれるのか、車両の特徴が色濃く出ており、変形するタイプもいる
思考パターンは車両寄り
・RCーF型…ファンタジー型とも 空想上の生物(妖精、ドラゴン、獣人など)の特徴を持って生まれてくるが、原因が最も不明瞭
思考パターンは人間寄り
RC-A型…アニマル型とも 動物(犬、猫、蛇、ライオンなど)と合体して生まれるのか、動物的特徴が出ている 動物的特徴もまちまちで安定せず、まるっきり動物型だったりキメラタイプだったりする
RC-F型は空想、伝承などの生物なのに対し、こちらは現実に存在する動物
思考パターンは合体した動物寄り。
症例A
大阪府A市在住 佐藤加奈子(仮名)17歳
部活動でチアリーディングの連集中にRC-R型発症。
衣装をそのまま読み取った形になり、チアガール型ろぼちぇんになる。
三ヶ月間練習プログラムに従い登下校を繰り返したのち
最適化が完了。その後はそのまま高校生として生活に戻る。
症例B
東京都B市在住 鈴木美里(仮名)25歳
パブで勤務中にRC-R型発症。
バニーガール型ろぼちぇんになる。
二週間勤務先にて備品として振舞ったのち
最適化が完了。その後は再契約を行い勤務続行。
症例C
神奈川県K市在住 香川直子(仮名)10歳
公園で遊んでいるところRC-V型発症。
その時に真上を飛行中のヘリコプターの視覚情報を元にヘリ型ろぼちぇんになる。
公園付近を徘徊しているところを回収しろぼちぇん医療センターに搬送。
三日後に最適化が完了。その後はろぼちぇん支援センターに通い自身の職業訓練に励む。
懐かしいですね、ろぼちぇん。
私も何度かお話を作らせていただいたことがありますね、それだけ楽しげなコンテンツでした。
ろぼちぇん関連も、少しずつサルベージしていただけたらいいな、なんて思います。
個人的には症例Bが好みです、網タイツが発症後は六角形の集合体のデザインなんかになっていて、面白いので。
ろぼちぇんは個人個人で差異がでてくるので気に入ってますー!
おのおのの絵にも簡単にでもおはなしつけてあげていくつもりなのでよろしくですー。