はい続けてまたロボット化ネタなんですけど
今が自分の中で旬なので是非もないネ
メカダンジョンに飛ばされた君たちはエリアの強制力により
体がどんどん金属と樹脂製の何かに変貌していく!!
「あっ頭が……GAGAGAGAGAAGAPIIIII!!」
君の髪の毛がヘルメットのように変化するとそのまま一気に膨れ上がり巨大化した。
と同時に変化は首を伝って上半身全体に及んだ。
「やっやだぁ!?」
一方の猫乃は足が一本にまとまるとどんどん短くなり腰まで変化が及んだ時そのまま腰が巨大な球状の形に変化した。
さらに服の下をとおり両腕も蛇腹アームに変わって言った。
「00100010010101101010!?」
「011010010101010・・・・・・。」
しばらくするとそこには二体の同型の演算型オンボロイドがふよふよとういていた。
『うう…えらい目におうた。ネコノは大丈夫?』
『ガガッ…。まだくらくらします。』
演算型になったのが幸いか君たち姉妹は思考は満足にできるようだ。
しかしその体はかなり不恰好なオンボロイドである。
『とりあえず情報収集とかしよか……。』
『そうですね……。』
君たちは情報収集の為にタウンブロックへ向かうことにした。
【鈴華美影/人間♀.17/退魔師LV34】→【AS100ミカゲ/B級オンボロイド.10/分析型LV20】
【鈴華猫乃/霊猫♀.16/退魔師LV31】→【AS100ネコノ/B級オンボロイド.10/分析型LV20】
タウンブロックで情報を収集した君たちは、とりあえずカスタムファクトリーに向かう事にした。
分析能力は高いものの君たちのボディでは戦闘は不向きなために追加でプログラムを覚えるためだ。
幸い、このエリアに飛ばされた際所持金もこちらの世界のクレジットへとかわっていたのだ。
『ハーイ、デハぼでぃヲらくニシテくだサイ。さいてきかト新規ぷろぐらむノついかヲシマスノデ』
『手早く頼むな』
改造ブースに入った君を空間固定すると装置が起動し最適化作業を開始した。
頭を覆うカバーと前髪だったインジケーターが取り外されると君の素顔が顕になった。
装置の壁に映るその顔は君の面影を残しつつも、センサーライトの目にところどころにコネクターのついたロボットとしか良い様の無い顔であった。
カバーが外されたむき出しの頭部は複雑な機械がごちゃごちゃと詰まっており、これがかつて人間だったとは思えないことになっていた。
『うっわ……。中身こんなんなってんか……って……。BIIPえーあいノさいてきかぷろぐらむヲきどうシマス。ってええええええあああああががががっが!?』
すっかり変わり果てた姿を眺めていた君であったが最適化プログラムをインストールされ記憶の整理や人格の調整が行われた!!
ガコンプシュー!!と改造ブースの蓋が開くと君とネコノはすっかり分析型オンボロイドとして最適化されてしまっていた。
【AS100ミカゲ/B級オンボロイド.10/分析型LV20】→【AS100ミカゲ/B級オンボロイド.10/分析型LV50】
ミカゲの思考パターンが【中級AI】になった。
ミカゲは【スキル:ハッキングLV5】をインストールした。
ミカゲは【スキル:アナライズLV10】をインストールした。
【AS100ネコノ/B級オンボロイド.10/分析型LV20】→【AS100ネコノ/B級オンボロイド.10/分析型LV50】
ネコノの思考パターンが【中級AI】になった。
ネコノは【スキル:ハッキングLV5】をインストールした。
ネコノは【スキル:アナライズLV10】をインストールした。
『具合はどうですかネコノ?』
『ええ。とても良い具合です。これなら襲って来たロボットをハッキングしたりできそうです。』
『しかしこの体では目的の達成は困難そうですね。早くA級にアップグレードできるように励みましょう』
『そうですね。もっとたくさんの情報を処理できるようになりたいですし』
こうして君たちは、タウンブロックのクエスト斡旋所で受けたさまざまな依頼をこなしていったのだ……。
そうしてそれなりにクレジットもたまり経験もつんだのであったが、あるクエストに失敗して君たち姉妹はガラクタ寸前まで壊れてしまった!!
緊急転送でどうにかファクトリーには戻れたもののその壊れ具合は手持ちのクレジットではどちらか一方しか直せないといわれた。
君はかなり悩んだ末、二人のAIを搭載した分析型としてリビルドするように頼んだ。
ガコンプシュー!!と改造ブースの蓋が開くとそこには一体の分析型オンボロイドが浮遊していた。
そのすがたは奇妙で胴体を中心に上下に頭がついているといった具合だ。
『PIPI。AI並列起動……OK。大丈夫?<ネコノ ハイネコノは正常に立ち上がってます<ミカゲ』
『ドウニカ、ふたりマトメテひとつノぼでぃニオサメタケドふぐあいノせきにんハオワナイカラネ』
そういうとファクトリーの作業ロボは君たちにエネルギーを補給して送り出した。
【AS100ミカゲ/B級オンボロイド.10/分析型LV75】【AS100ネコノ/B級オンボロイド.10/分析型LV75】→【AS310DDミカゲ&ネコノ/C級オンボロイド.15/並列分析型LV20】
ミカゲ&ネコノは思考パターンが【下級AI】になった。
ミカゲ&ネコノは【状態:メモリ不足】になった。
ミカゲ&ネコノは【状態:コンフリクト】になった。
ミカゲ&ネコノは【スキル:ハッキングLV7】をインストールした。
ミカゲ&ネコノは【スキル;アナライズLV9】をインストールした。
無理やり二人分のAIを搭載した影響で君の性能は大幅に低下してしまった。
また機体登録も変更されたのでクエスト斡旋所も再登録する事になり、また低いクレジットのクエストから受けなおす羽目になった。
それからしばらくして……。
ガコンプシュー!!と改造ブースの蓋が開くと改修が終わった君が出てきた。
基本的なフォルムは以前のまま各部が大型化している。
『PIPI。あならいずオンボロイドMINECOキドウシマシタ。ドライブM正常-ドライブN正常。出力安定しすてむおーるぐりーん。』
『カンゼンニさいてきかデAIユウゴウシタケドりょうしょうズミダカラネ?』
ファクトリーの作業ロボはそう告げると君にエネルギーを補給して送り出した。
【AS310DDミカゲ&ネコノ/C級オンボロイド.20/並列分析型LV50】→【AS315DDaミネコ/C級オンボロイド。20/並列分析型LV55】
ミネコは【状態:メモリ不足】が解消した。
ミネコは【状態:コンフリクト】が解消した。
ミネコは【スキル:ハッキングLV20】をインストールした。
ミネコは【スキル:アナライズLV20】をインストールした。
ミネコは【スキル:ジャミングLV10】をインストールした。
『PIPI。とうきノもくてきハこのえりあノふめいりょういきノちょうさ。』
君は事前に受けていたクエストを達成すべくメカエリアの不明領域に向かった。
そこで別のエリアに飛ばされてしまった……。
その後の君の行方は誰もわからない……。
もはや様式美すらある完全ロボ化アナザーエンドですね。
二人とも全く同じロボ化→同一化、さらに最適化など、ロボ化のいろいろな要素をうまくまとめこんでますね。
美影さんが最適化されて標準語になったりなど、文章の方もロボ化を満喫できるいい内容でした。
ありがとうございますー。完全に一機の分析ロボとして固定された状態で違うエリアに飛ばされたのでもう戻るすべはないのでありましたとさ。
これは逆に脳が二つあるようなものだから、ある意味 犠牲の元での成功?よくわかんなくなってきた。
ただ何度もトラップに引っかかるお二人さんは無鉄砲で可愛いですなあ
ルート分岐した時点でなかった事になるので本人達としては初見なので仕方ないね!
他の合体ロボ化もあるのでしょうか?
今のところ予定ナシでござるよ(描いてないので