サルベージ ラバーンレポート

今回はテキストだけですが ・x・

 

ラバーンレポートその1

ラバーンとは
次元の裂け目からこちら側へと侵略しにきた異次元の怪人たちである。

 その外見は動物を模したラバースウツを着ているかのようで基本二色と髪の色の三色のテラテラとした
ヌメりのある光沢を持つ姿をしている。

 関節がないかのようにグネグネとからだを曲げたり伸ばしたり形を変えたりして自在に移動を行う。
また、その周囲には、ソフトボール大の使い魔のような体の模様にそっくりなボールを従えている。

 その体液は触れたものを生き物ならば同族化、そうでないならばゴム状の物体に作り変えてしまう。
この体液は体のいたるところから分泌できる、以後これをラバーンエキスと呼ぶことにする。

 ラバーンの行動原理は、こちらの環境を自分達の住んでいた次元に作り変えることと同族を増やすことを
目的にしていると見られ、学校や駅、病院など人が集まるところをよく襲撃しては侵略の前線拠点に変えてしまう。

 付き従えているボール(以後ラバーンボールと呼ぶ)は、それ自体が半生命体であり。人を見つけては
その下部分に開いた穴から飲み込み大きくなる。
 中の人間はラバーンエキス漬けにされ皮膚がラバーンボールと癒合しラバーンへと作り変えられる。
こうして同族を増やしていくのだ。

 弱点としては熱や冷気に弱く、高熱を浴びると形を維持できずにとろけ、冷気を浴びると凍りつき動けなくなってしまうのだ。
また致命的な弱点として臍にあたる部分に宝石状の核を持ちこれを破壊されるとラバーンとしては死亡し、ゴムの液だまりになる。
このゴムの液だまりは素体にされた人とラバーンの体組織が混ざり合ったものでその色が混ざり合うことはないようだ。

 個体同士の呼称はなぜかこちら側の動物の名前がついており、例えば『フォックスラバーン・ミカー』『エレファントラバーン・ネコー』などとお互いを呼び合う

 ラバーン化した人々はその価値観などはラバーンのものへと書き換えられ、人類に牙を剥く。
しかしながら稀に半端に変化が止まった者や、ラバーン化した後に自我を取り戻した者もいる。
 今回のレポートも、そんな彼ら『ヒトラバーン』たちの証言と協力を元に書き上げることができた。

 ラバーン化した人々を助ける方法もおいおい見つかるだろう。


ラバーンレポート2

 ヒトラバーンとなった人々の協力を得れたおかげで、一段と情報が集まったのでここにレポートを書く
また、一方的にラバーン共の侵略を受けるだけだった我々にも対抗手段ができたのでそちらも共に。

 ラバーンは異次元の『ゴムニア帝国』の住人であり支配しつくしたものの、衰退が起こり始め新たな侵略地を探していたところ
我々の次元のひずみを見つけ、侵略を開始し始めたそうだ。
 現在、鏡都府の3割 楢の1割 大酒の1割 福意の4割を支配しているラバーンたちはまだ先遣隊であるらしい……。

 ヒトラバーンたちも、先遣隊の一部の情報しか刷り込まれていないために現在のところこれ以上の情報は無い。
さて、自我を取り戻したヒトラバーンたちの協力を得たと述べたが、そのおかげでついにラバーン化された人々を救助する手段も発見できた。

 核を砕き液化したラバーンだったゴム汁を、ヒトラバーンが飲み干しラバーンボールとして再度産み落とすとちょうど卵のようになり
中から変えられていた人を引きずり出せることが発見された。
 ただしラバーン化していた後遺症としてしばらくの間は体がゴム体質になってしまうようだ・・・・・・。
また産み落とされたラバーンボールはラバーンのソレと違い不活性状態になっており自律行動などは行わない。
 さらに追記すべきは、この不活性ラバーンボールは特殊スーツの様になり、擬似的にヒトラバーンへと変身できるようになるのだ。
それにより、今までは高威力の火器などでしかダメージを与えれなかった我々もついにラバーンとまともに戦えるようになったのだ。

 なお、この不活性ラバーンボールはもともとの融合していた人が一番適正が高いが、別の人間が装着しても機能する。
ヒトラバーンも不活性ラバーンボールと分離することができ、平時は普通の生活を送ってもらっている。

 目下の心配事は、一度分離できるようになったとはいえ、やはり変身中は同化しているためいずれ分離できなくなってしまう恐れがあるのではないかということ
また、ラバーンにされた人々を生みなおししたさいに体や排泄孔が延びきってしまうと変身を解除できないなどの欠点も見受けられる。
 
 現在、可能な限りヒトラバーンの負担が軽くなるよう研究を進めていることろだ・・・・・・。

 ヒトラバーンは自我以外はラバーンと体質的に変わらず、不活性ラバーンボールを一定の周期でも産み落とす
そのボールは着用すると色は違えど母体と同じ外見に変わるのである。着用者は体格なども矯正されるためにやはり負荷が強く、長時間の着用は危険である。


ラバーンレポートVOL3

 今回は我々人類が、ゴムニア帝国の侵略の魔の手に抗うために欠かせない
ヒトラバーンたちについて述べよう。
ヒトラバーンとは一度はゴムニア帝国の構成怪人ラバーンにされてしまったものの。
何らかの要因により人としての自我を取り戻したものたちを指す。

 便宜上女性型が多いため彼女とするが、彼女らは自我を取り戻した際に
ラバーン細胞との分離ができ不活性ラバーンボール(以下ヒトボール)として扱うことができるのだ。
ヒトボールは自律して行動することはないがラバーンの核にあたる位置を押すことにより
ソフトボール大からソフトバレーボール大になり下部の穴から着用することでヒトラバーンへと変身できる。

 ヒトラバーンは基本的にはラバーンと同一の体質を持ち、弱点も同様である。
ただし核が破壊されてもラバーン細胞のみが死滅し液ゴムに代わるため
命に別状はなく、どろりと剥がれ落ちるだけである。
変身中は核の部分と臍の部分でつながっておりそのままラバーン細胞を脳で制御できる状態にしている
なお体全体もラバーン細胞でコーティングされている状態になるためにどのような動きをしても内蔵などが
破壊されることはない。

 ヒトボールは基本的には、同化していた人との相性がよいが違う人間が着用しても問題はない。
これは前回にも述べた通りである。
ラバーンもヒトラバーンも共通して、性的快感が高まるなどによりボールを産みだす習性がある。
そのため着用者によってはその体の刺激によりエキスやヒトボールを分泌/生産してしまう者もいる様だ。

 現在のところはヒトラバーンとヒトボール着用者によりゴムニア帝国との攻防は一進一退の状態に持ち込めている。
しかしながら彼女らの負担を考えると、新たな対策の必要性にせまられていることを切に感じる。
ヒトボールを元に、品質改良を行い負担の少ない強化スーツの研究も進んでいるので、
一刻も早く完成してもらいたいところである。

追記:なおヒトラバーンが分泌するエキスも生物には影響がないものの無生物は汚染してしまうため、
戦闘のあった場所や、我々のラバーン対策本部として使用している公民館はケバケバしいゴム製に
変化してしまっている。可能な限りは、現地での変身を推奨することにしよう。


ラバーンレポート VOL4

 今回はヒトラバーンと化した者の日常の生活の実例を紹介しようとおもう。

『 鏡都府K市在住 匿名希望17歳の場合

 ぁ、どうもなんかヒトラバーン化した人の生活を聞きたいからっていわれたんだけど、
うーんラバーンが襲ってきてないときはいままでの生活と変わんないしなぁ。
とりあえずおきてから寝るまでの流れだけでいいかな? 

 ヒトラバーンになってからの睡眠時間は三時間も寝たらすっきりしちゃうので自然と早起きになるんだよねぇ。
大体日が昇るくらいには目が覚めて、最初にすることはお風呂場での変身かなぁ
なんか一日一回変身しておかないと凄い疲れるんだよね……。

 そんで枕元においてたヒトボールを掴んで、浴室に入った私はボールを頭からかぶるのでした。
それはぐにぃとものすごく伸びると私の体を丸々包み込み内側からエキスを分泌しながら、
こう締め上げていくの。
なんてかなこう真空パックされちゃうみたいな?ぎちぎちぎゅうぎゅうになってくるしー!
ってなってたのがふっと開放されると変身完了。

 鏡に映ってるのは、いつもの短めの黒髪にくりくりっとした瞳のかわいい私ではなく、
けばけばしい黄緑と紫のツートンカラーにピンクの髪のシュモクサメのラバーンな訳。
ほんとへこむよね、こっちのヘンテコなお化けみたいなんが今の私の姿なんだよ?
分離できるようになったとはいえね

 とりあえずヒトラバーンの姿で軽く体操をして、変身解除。
どろりとラバーンの成分が溶け落ちまたあつまってヒトボールに戻っていく、
そして私の体はゴム臭いべとべとまみれなのでしっかりシャワーを浴びて流し落とすんでした。
 
 ちなみに、お風呂場は度重なる変身の際のエキスで
すっかりラバー質のてかてかした材質に変わってるんだよねぇ……。
まぁこの辺は、ラバーンに何度か襲撃受けてるからそこらじゅうが
ラバー質のものに変わったりもしてるけど……。

 まぁいいや話戻してっと、完全にエキスを流しシャンプーとかも済ました私は朝ごはんと
おべんとにつめるおかずを作ったりして学校いくまでの時間をつぶすのでした。
家族はって?ラバーンに変えられて未だ行方知れずなんだ……。
お金とかはラバーン退治のお手伝いとかでもらえるからいいんだけど……さみしいな。

 ちょうど一通り準備こなしたくらいで、時間なので学校へ、友達と合流して話しながらの通学は
いまとなってはかけがえのないひと時なんだなって実感しちゃうね。
学校の様子は割愛、ラバーン襲撃が近場であった場合は公欠扱いでそっちに駆り出されるけどね。

 学校も、終わったら買い物とかして家に帰宅っと、そのあとはだらだらと家のことしつつお勉強
その他だねぇ。
ラバーンさえこなけりゃ特に代わり映えはないよ。

ラバーンがきた時のことは他の人のほうがわかりやすいんじゃないかなぁ。』

 今回は以上である、なお現在のところラバーンの襲撃は水際ながらもヒトラバーンの尽力により食い止められている。
彼女らには感謝してもしたりない。我々にできることは、彼女達の負担を可能な限り減らすことである。


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サルベージ ラバーンレポート への6件のフィードバック

  1. MT のコメント:

    これまた懐かしいですね。
    私もいろいろラバーン関連を作らせていただき、本当にありがとうございました。
    今でも彗嵐さんのコンテンツでは1,2を争う大好きな物だったりします。

    • suiran1219 のコメント:

      ありがとうございますーん!私もなんだかんだで結構愛着あるシリーズですわん。ただちょっと良い感じにネタが出てこなくて停滞気味ですが(ヨヨヨ

  2. らくや のコメント:

    あ、ぼくが一番好きな悪の組織ーず! 小説版だと違った味が出ますね。サルベージしてれて有難うございます!
    リクエストです。余裕があったらでいいのですが、ラバーンになっちゃう状況を小説として書いてほしいです。

    • suiran1219 のコメント:

      ごめんなさいー!小説はめっちゃパワー使うのでほぼあきらめておくれ!!
      すごくノってないとまったくかけないのだわ

  3. らくや のコメント:

    ありゃま、そりゃ残念。彗嵐さんがそうなら仕方ないね。

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